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光で癒すイルミネーションとモーションセンサーを搭載した「W64SA」の開発秘話について、企画担当の辻岡正典、回路設計担当の勝山義浩、デザイン担当の麻生弘子、操作仕様設計担当の山田誠治に聞いてみました。
-デザインコンセプトは「カラーセラピー」とのことですが、このコンセプトを採用された経緯を教えてください。
麻生:以前から、友人と会話でカラーセラピーを話題にすることが良くあり、色の力にはすごく興味がありました。
色を見ることで心身に働きかけるカラーセラピーが、常に私たちの身近にある携帯電話と一緒になればいいのに!というのが発想の原点です。
-なるほど。では、そのデザインコンセプトをW64SAで、どのように表現されたのですか?また、一番こだわられた点は何ですか?
麻生: W64SAでは、カラーセラピーを2色の光の組み合わせを用いた光の演出で表現しています。
一番こだわったのは、光の色や光る面積ですね。
まるでガラスボトルの中に、光が閉じ込められたかのように見せるのが目標でした。
-なるほど。それでは、この光の演出はどのような仕組みになっているのですか?
山田:この光の演出は、4つの3色LEDを用いて実現しています。
4つの3色LEDを使用した光の演出は、SAブランドでは初めての試みということもあって、光り具合などを把握することから始まり、上手く光の色が出るように試行錯誤を繰り返しました。
また、光の演出には、モーションセンサーとイルミネーションを連動させたシェイクイルミやイルミドロップがあります。
モーションセンサーは、SAブランド初の搭載ということもあり、うまく動きを検知できるように、感度の調整を繰り返しました。
-フロントパネルの光の色は、W64SAの本体カラーごとに異なりますが、これだけの種類の光をきれいに出すのに、苦労された点は何ですか?
辻岡:LEDで同じ色を点灯させても、フロントパネルを通したときに、フロントパネルの色によって、光の色味が変わるので、4つの本体カラー全てできれいな色味になるよう調整するのに苦労しました。
麻生:フロントパネルはガラスボトルをイメージしているのですが、パネルの透けと、パネルに使用している樹脂自体の色のバランスがなかなか取れず、光を透過しすぎて、内部の部品が見えてしまったり、樹脂色の彩度が無くなったりと、問題が山積みでした。
きれいな光の透け具合と、かわいいパネル色を両立する上で最も苦労したのは「イエローボトル」です。
彩度の高いイエローは、補色をほとんど吸収してしまうので、光の透け具合とパネル色の調整に試行錯誤を繰り返しました。
-きれいな光の演出の裏には、多くの苦労があったのですね。そのほか、デザイン面で、工夫された点があれば教えてください。
麻生:光っていない状態でも、魅力的な携帯電話になるよう、フロントパネルの色だけではなく、細部の形状にもこだわりました。
例えば、フロントパネルの端の透明部分を、あえて大きめに膨らませて透け感を強調したり、センターキーに宝石のようなカットを入れてキラキラさせることで、かわいらしいデザインになるよう心がけました。
また、W64SAはぱっと見た感じ四角い形状をしていますが、角や端に丸みを持たせることで、全体的には、丸みがあるやさしい印象になっています。
こうすることによって、握り心地が良くなり、また、W64SAを開くときに楽に開けられますので、見た目のかわいさに加え、使い勝手もいい携帯電話になっています。
-W64SAを振ることで、モーションセンサーが動きを検知し、2色の光の色の組み合わせが変わる「シェイクイルミ」と、光がゆっくりと沈んでいくように落ちる「イルミドロップ」は、どちらもSAブランド初の搭載となりますが、搭載するにあたって苦労された点を教えてください。
山田:シェイクイルミでは、モーションセンサーの感度調整に苦労しました。
例えば、モーションセンサーの感度が良すぎると、意図しないタイミングで色が変わることがあり、そういったことが起こらないように、感度の調整を何度も繰り返しました。
また、イルミドロップは、色づいた光の影がゆっくりと沈んでいく雰囲気を自然に表現できるような、光の色や点滅のパターンをいくつも作り、その中からどの組み合わせが、一番自然な光の沈み方になるかを、調整することに苦労しました。
-なるほど。では、シェイクイルミやイルミドロップといった光の演出でこだわられた点は何ですか?
辻岡:シェイクイルミでは、軽く振っても光の色が変わるように、イルミドロップでは心地よさを感じるような光の落ちるスピードを表現できるように、モーションセンサーの感度にこだわりました。
-モーションセンサーとイルミネーションの連動機能が特徴のW64SAですが、他にも、モーションセンサーを使った機能はありますか?
勝山:消費カロリーや走った距離がわかる新機能「カロリーカウンター」を搭載しています。
-この機能を搭載するにあたり、苦労された点は何でしょうか?
勝山:歩数をカウントし、距離などを計測しているのですが、歩き方は人それぞれ違いますので、どれくらいの振動でカウントするか、その調節に苦労しました。
-なるほど。また、W64SAには、ワンタッチTVキーが搭載されていますが、ワンタッチTVキーを採用した経緯は何でしょうか?
辻岡:従来の携帯電話よりも、ワンセグをもっと簡単に起動できるようにしたいという思いがあり、専用のキーがあれば、見た目にも分かりやすく、使い勝手もいいということから、ワンタッチTVキーを搭載しようということになりました。
-見た目にもわかりやすいので、起動が簡単に行えますね。また、W64SAは、ブラインドスクリーン機能を搭載していますが、搭載する上で苦労された点を教えてください。
山田:ブラインドスクリーンは、画面に表示される色味を調整し、画面を見えにくくしているので、うまく調整しないと、使う人からも画面が見えにくくなってしまいます。
周囲の人が見る角度からは見えにくくしながら、使う人からはある程度見えるように、そのバランスを調整するのに苦労しました。
-ありがとうございます。では最後にユーザーの皆さんに一言お願いします。
辻岡:W64SAは優しい光がシンプルなフォルムを彩る癒しの携帯電話です。
W64SAを振って楽しむシェイクイルミ、光がゆっくりと落ちるイルミドロップなど美しく優しいイルミネーションを楽しんでいただきたいと思います。
また、カロリーカウンター、ワンタッチTVキー、ブラインドスクリーンなどを新搭載し、使い勝手も向上した携帯電話となっていますので、ぜひ、たくさんの方に使っていただきたいと思います。